11:
◯建築指導課長 活用方法につきましては、
ブロック塀については
追跡調査もしますので、積極的に私の方で事態をまず把握して進めていきたいというふうに思います。
それから、
委員がおっしゃった図面ですが、
補助金を出すときに平米4,000円というふうなことがございますので、その根拠をつくっておかなくてはいけませんので、
最低限そのくらいは
-スケッチでも、正式な図面でなくても別に構わないですから、そういうものは必要かと考えております。
12:
◯小山勇朗委員 結局、業者が請け負うときにどの程度、
ブロックでいえば何段で、何平米で幾らということで請け負うわけだから、そこで業者が例えば何平米というのを出した計算でこのくらいの金額というものが明示されれば、何も
平面図とか、
立面図とかというものまで必要ではないというふうに思うんだけれ
ども、そういう行政としてかた苦しくしていって、逆に言えば予算化して500万なら500万してもほとんど使われないで終わったというのと、最大限活用されてそういう危険な
ブロック塀が除去されて、そこが植栽に変わったというふうな形の方が最も行政が求めている方向に誘導した結果につながっていくのではないですか、やはり。とにかく使ってもらうと。そして、そういう危険を回避してもらうと、これが基本でしょう。そういう
部分からすれば、何も業者がはじき出した
平米数でだめだということにはならないわけだから。
皆さんのように頭のいい
人たちがちゃんとそこのところは
現場調査をしたり、写真を撮ったりして皆
現地調査までやってくるわけだから、やる方からすれば面倒くささがなくなればやる
人たちがいろいろ出てくると思うんです。そういうところをもう少し、今
規制緩和とかいろいろ言われている時代に、もう少しそこは緩和してもいいのではないですかということです。
13:
◯建築指導課長 いかにして
市民の
皆さんにこれを面倒くさがらずに利用していただくかということですけれ
ども、
交付するのも税金でございますし、その辺の根拠をきちんとしておくということは必要と考えております。
小山委員がおっしゃるように、とにかく
市民の
皆さんに活用してもらうということには、
最大限努力をしていきたいと思っております。これで御理解いただきたいと思います。
14:
◯委員長 次に、
建設局から報告願います。
15:
◯建設局長 建設局は2点について、御説明させていただきます。
まず、第1点目については私から、2点目につきましては
道路維持課長から説明させます。
まず、
収賄容疑による
職員の逮捕についてでございますが、このたび
建設局路政課職員が
市発注の
市道道路台帳データ検証業務に関し、
収賄容疑で逮捕されたことにつきましては、議会並びに
市民の皆様に深くおわび申し上げる次第でございます。
職員が逮捕されました11月6日に
県警本部より
総務局人事課、
財政局契約課、
建設局総務課、
路政課の
家宅捜索が行われ、
関係書類の押収がされたところでございます。このような事件は決してあってはならないものであり、
建設局といたしましては緊急の
課長会を開き、
綱紀粛正及び
服務規律の確保の徹底を図るとともに
再発防止に向けて各職場の
事務執行の総点検を行い、実効ある
改善策について検討を進めているところでございます。今後再びこのような不祥事が起こることのないように、また一日も早く
市民の
信頼回復を図れるように、
建設局といたしましても全力を挙げて取り組んでまいる所存でございますので、何とぞよろしく御理解賜りたいと存じます。
16:
◯道路維持課長 それでは、
平成9年度
除雪・
融雪計画につきまして、お手元の資料4と
パンフレットにより御説明させていただきます。
除雪についてでございますが、この
パンフレットの中の赤の
路線と緑の
路線、国道、県道、市道を合わせた
路線数でございますが、2,111
路線、延長1,413.5キロメートルの
除雪を計画してございます。
次に
融雪でございますが、同じくこの図面の赤色の
路線と青で小さく
部分的な箇所がございますが、これは1,062
路線、延長755.7キロメートルの
融雪作業を計画してございます。また
融雪剤の
個人配布でございますが、
町内会への配布といたしまして、5キロ入りを3万7240袋、それから
交通局等、
事業所への配布といたしまして、もう少し大きい25キロ入りを520袋用意しまして、合計3万7760袋の配布を計画しております。次に2ページでございますが、
市民またはドライバーのPRといたしまして、12月15日より10年3月13日までの毎週月曜から金曜日の朝6時55分から7時ごろにおきまして、
仙台市
冬道情報として
東北放送ラジオでPRを行うこととしてございます。また、これ以外にも
道路交通情報センターあるいはNHK、
FM仙台などでも随時放送してございます。なお、この
パンフレットにつきましては、12月1日号の市政だよりと一緒に全世帯に
配布予定でございます。以上をもちまして、9年度の
除雪・
融雪作業の計画について御報告いたします。
17:
◯委員長 ただいまの報告に対し、何か
質問等はありませんか。
18:
◯大槻正俊委員 先ほど建設局長から口頭で御報告があった件について、非常に残念なので
余り質問もしたくないことでございますが、二、三点だけこれからのことも含めてお聞きしておきたいと思います。今回本当に残念なことだと思います。大方の
職員の方々は本当に一生懸命これまで仕事をされてきた。
市民に対して本当に信頼される行政というものを目指してきたと思うんですが、そういった意味では本当に残念だったなというふうに思っています。それでなんですが、今回私がいろいろ思うに、例えば
組織機構の問題とか、職場の配置の問題な
ども含めていろいろさまざまな問題があるのではないかと思っております。例えば、離れた密室的なところで仕事をしているような状態を含めてです。それで、今回まずなぜこういったことが起こったのかと思うんですが、なぜこういうふうに発生してしまったのかということについて、どのように思っておられるのか、お伺いしておきたいと思います。
19:
◯建設局長 確かに、いろいろ御指摘がございました組織上の問題、あるいは契約上の問題等々あったかと思いますけれ
ども、基本的には
市民の公僕であるということを十分に認知していなかったのかなという問題も大きな
問題点としてあるのかなというふうに反省しているところでございます。いずれにしましても、現在御指摘の点もございました組織上の問題、あるいは分室の問題等々、
問題点を洗いざらい出しながら
組織一丸となって、今後の
再発防止に向け
改善策に今努めているところでございまして、この件についてはいずれ明らかにしていきたいというふうに今考えてございます。現在整理中でございますので、この辺でお許しいただきたいと思っております。
20:
◯大槻正俊委員 私も大変一生懸命やってこられたのがわかっているだけに、そういうことが一部発生してしまったというのは本当に残念なので、
余り質問を続けたくないんですが、これだけはお聞きをしておかなくてはいけないと思うんですが、以前から要するにうわさがあったというふうにも
マスコミ報道などではされています。右翼な
ども騒いでいるというふうに言われていました。このことについて、全く知らないでこられたのかということについてだけ、
お答えをいただきたいと思います。
21:
◯建設局長 新聞ではそのような報道をしておりますけれ
ども、私
どもとしては存じていなかった次第でございます。ただ、右翼が来たことについてはちょうど2階の隣の部屋だったと思いましたけれ
ども、会議をしていたものですから来たことは承知してございました。しかし、このような根の深い内容ということはとても気づく状況でもございませんでしたし、
拡声機の中身は談合問題だというふうな言い方でございましたので、いずれ業者の問題なのかなというふうな認識はしてございましたけれ
ども、大体そうような状況ではございました。
22:
◯大槻正俊委員 これで終わりにしますが、これから今局長からお話がされたことも踏まえられてどのように
内部調査を進められていくのか、
実態解明を進められていくのか。さらには、これから
信頼回復のために私が
先ほどから言っていますように、多くの
職員の
皆さんは本当に一生懸命日ごろからやっていらっしゃると思いますが、一を見て九ぐらいに見られてしまうこともあるわけですから、そういった意味では本当に残念なことですので、これからの
信頼回復への決意も含めて最後にお示しをいただきたいと思います。
23:
◯建設局長 これは基本的には
先ほど私が申し上げましたけれ
ども、組織上の問題あるいは
事業の執行の問題、それから契約上の問題等々あるわけでございまして、それらの
問題点を洗いざらい今の
職員一同から出させまして、それを分析しそれに対抗する内容としてどれが一番いいのか、
局一丸となって整理し、将来に向けてこういうことが二度とないような内容で基本的には整理していきたいと思って考えております。
24:
◯関根千賀子委員 除雪・
融雪でちょっとお伺いいたしますけれ
ども、地図にあるような広範囲でことしもやるようですけれ
ども、
歩道の
除雪はお考えになっておられるのか、相変わらずまるでゼロなのか、まず
お答え願いたいと思います。
25:
◯道路維持課長 この計画の中では、
歩道の
除雪までは今年度は考えてございません。
26:
◯関根千賀子委員 コミュニティ・ゾーンでも、まるで
歩道の
除雪は
モデル事業の中にも考えてはいないんですか。
27:
◯道路維持課長 まだ始まったばかりでどういうふうなものか決まっておりませんので、まだ考えておりません。前にも申し上げましたが、
除融雪は脱
スパイクタイヤを基本としておりますので、その辺を御理解いただきたいと思っております。
28:
◯関根千賀子委員 この辺が大きな基本的な考えなんですけれ
ども、相変わらず、でも
道路のあたりはちょっとは人を中心に考えられるような方向に向いてきたんですけれ
ども、
除融雪が何で向かないのかと不思議でたまらないんですけれ
ども、物すごいお金をかけて、
歩道をちょっと何とか……。それでは車道と
歩道の継ぎ目くらいはことしは何とか考えられないですか。車道を全部
除雪すると
歩道と車道の間が非常に大変な状態になるんです。
横断歩道なんかは特にそうなんですけれ
ども、その辺ことしも全然考えられないんですか。それから、ことしはと言いましたので、来年は本気で考えるのかどうか。
29:
◯道路維持課長 今までは
除雪の方法で
横断歩道の箇所も
センターから
歩道の方に寄せて排雪していたわけなんですが、ことしはそういうところもございますので、
交通量の多い、幅員の広い
横断歩道の付近はスコップかなんかで避けようと各区には指導してやるようにしてございます。
それから来年はなお予算は厳しくなるので、ちょっとできないかと思っております。
30:
◯関根千賀子委員 これはどこからか持ってこなくてはならない予算ではないかと思うんですけれ
ども、どうなんでしょうか。本気でその辺考えられませんか。この辺がとても信じられないんです。やはり別な観点からとらえよう、本当に歩いて
歩道で滑って骨折する人と、いつか
特別委員会でもやったんですけれ
ども、
交通事故でけがする人とどっちが多いかといったら、圧倒的に多いのは
歩道などで転んでけがする人の方が多いんですよ。それでも何で車問題だけに焦点を当てるのか、もうそろそろ
仙台市も本気で考えてくださってほしいなと。優しい
まちづくり、
仙台市は本気でやっているんですか、これでという感じでどうですか、局長。
31:
◯建設局長 先ほど維持課長が申し上げましたとおり、
仙台が
スパイクタイヤゼロということで始めまして、一般的には
車道自体5センチ以上が
除雪対象ということでほかの
都市はやっている状況でございます。そういう状況を踏まえて、
仙台市の場合は3センチ以上ということで
除雪にスタートしたわけで、特に
仙台の場合ですと、3次産業、4次産業というか、そういう
都市活動の多い
都市でもございますし、それを基本にやはり朝のラッシュ時間帯の通勤のための確保ということを重点に車道の
除雪ということを大きな位置づけで整理してきた経過があるわけでございます。確かに、おっしゃる中身については理解する
部分もございますけれ
ども、何せ
先ほどお金の話を申し上げましたけれ
ども、現実には水となって全部流れてしまうお金です。年間8億から10億使っているのが現状でございますし、必要な中身についてはやはり
都市活動ということを重点にやっていかざるを得ないという実態もございますので、この辺を含めて御理解を賜りたいというふうに存じている次第でございます。
32:
◯関根千賀子委員 お金がなかったらボランティアでぜひ
建設局挙げてやってもらえれば
仙台市の株が物すごく上がると思いますけれ
ども、この辺よろしく。局長、ボランティアもすてきですよ。
次なんですけれ
ども、
除融雪剤による塩害問題が出ていますね。その辺に対応するためにどんなふうな施策を考えられているか。それからもう一点、広い平らな
道路まで
融雪剤をまくのかどうか、
除雪だけで私は平らなところなんかは十分かと思いますけれ
ども、その辺のお考えをお示し願えればと思います。
33:
◯道路維持課長 塩害の問題でございますが、
仙台市は58年から
融雪剤を使い始めて10数年やっておりますが、今のところ
融雪剤による被害というものはゼロではないんですが、木が枯れたというものがございますが、これは
融雪剤だけのものではなくて排気ガスな
ども絡んで、あるいは虫がついたり、そういうことで枯れているのがほとんどではないかと。枯れているのは少ないんでございますが、そういう環境
調査の結果が報告されております。それから河川、井戸水についても、これによる影響はあらわれていないというような専門の方々の解析になってございます。
それから
融雪剤散布ですが、
パンフレットにございますように幹線
道路で、当然
除雪した後の夕方にまるっきり黒く出ませんので、幾らか残ります。寒さによって凍っている場所をパトロールしながら、あるいは
仙台市は路面観測装置をつくっておりますが、そういうもので路面が凍っているかどうかを調べたり、消防、警察いろいろな方々から情報をいただきまして、凍っているところを重点的に、しかも坂道、それから日陰の
部分、橋の上とか、比較的凍りやすいところを重点的に散布してございます。ですから市内でもまかないところもございますし、場所によって作業しながら散布しているということでございます。
34:
◯関根千賀子委員 福島市あたりなんかは完全に
融雪剤を使わないで
都市運営されているので、十分その辺も
市民が理解したときにそろそろと走れば事故はそんなに起きないと思うので、できるだけ
融雪剤を避けるような方向でぜひお願いしたいと思います。それから、大きな木は塩害はまだなかなか出てこないと思いますし、あらわれるまでにはいかないと思いますけれ
ども、生け垣のような低いものがありますよね。ああいうところは完全に
融雪剤の影響が出ていると思いますけれ
ども、その辺なんかも考えたときにぜひ
融雪剤問題もことしから本気で考えながらやってほしいなと思います。要望です。
35:
◯委員長 以上で、報告事項関係を終了いたしました。この際、当局から報告を受けた事項以外で皆様から何か発言がありましたら、お願いいたします。
36: ◯木村勝好
委員 私から、せんだっての新聞に出ていましたアエルの駐車場の問題についてお尋ねをしたいと思います。あの新聞の報道を拝見いたしますと、要するに駐車場
部分は株式会社アエルに7億5000万何がしで売却をしようと思っていたのをやめて、当面
仙台市が保有し、これをアエルに委託して運用するんだと。要するに、いわゆるオンブズマンが監査請求を出してきたその方向に沿った形で対応するというふうに結果的には決めたというふうに見られるわけでありますけれ
ども、この辺の経過につきましてまず御報告いただきたいと思います。
37: ◯谷澤
都市整備局次長 新聞等に報道されている内容等でございますけれ
ども、私
どもといたしましては、まず第一にあのビルのオープンということを非常に重視しておりまして、ほかの記事にもございましたように、おかげさまで90%を超えるようなところまでようやく見通しがついたわけでございまして、そうなりますと私
どもが心配しているのはオープンのときにやはり駐車場がきちんとした形で運営されているということがなければいろいろな問題が出てくるということがあるわけでございます。現に、テナントとしてお決めいただいている方々からも駐車場の
部分についてどうなのかというようなお話もいただいておりまして、そういったことから私
どもとしては、今オンブズマンの方からの監査請求等の動きがあって、そういう中で例えば新たな訴訟という形になったときに支障が生じる可能性もあるのではないかということがございまして、まず一時売却ということではなく、市が当面これを持っているという形で駐車場を早く運営する方向で事を進めなければならないというようなことから、一部方針の変更を行ってきたという経過でございます。
38: ◯木村勝好
委員 市が持っている、しばらく所有を継続するということはいいんですが、ただ管理運営はアエルに委託するんですよね。どうなんですか。
39: ◯谷澤
都市整備局次長 私
どもは、売却ということを考えていた時点から、前にも御答弁申し上げてきましたように、やはりあそこのビルに入居し、かつノウハウを持っているところに駐車場の管理運営をお願いしたいという基本的な考え方があったわけでございまして、その点ではやはり現在のところは決定はしておりませんけれ
ども、そういったところに管理を委託するような方向で考えたいというふうに考えております。
40: ◯木村勝好
委員 そうすると、アエルにするのか株式会社クロップスにするのかわかりませんが、つまりこういうことなんでしょうね。監査請求が出た、それで監査
委員は言ってみれば門前払いのような形になったと、それでは納得できないから訴訟に及ぶかもしれないと。そうなった場合に、駐車場の運営に非常に支障を来す可能性があると。したがって、当面
仙台市が持たざるを得ない。しかし、まさか
仙台市が直接管理運営というわけにはいかないでしょうから、それはアエルかあるいはクロップスかわかりませんが、そのどちらかに、多分アエルに委託するという話だと思うんですが、ただその場合に私が疑問に思ったのは、それならばなぜ公募しないのかと。なぜアエルに管理委託を-いわば随契ですよね。委託契約は随意契約になるわけですよね。それから、その委託料はどうなるのか、こういう問題が当然発生してくると思うんですね。なぜアエルなんですかと、何で公募しないんですかと、あるいはその委託料は果たして適切なんですかという形で再度監査請求が出てこないという保証があるんでしょうか。出される可能性もあるんではないでしょうか。その辺はどう認識しておられますか。
41: ◯谷澤
都市整備局次長 現時点で、私
どもその辺についての行方については、まだはっきりとした認識を持っておりません。
42: ◯木村勝好
委員 認識を持ってないということは、つまり結果的にそういうことをしたときに、持っているのはいいけれ
ども、今度委託の仕方が変だよということを指摘されないという保証はないということでしょう。そうなった場合に、それがまた仮に監査請求が出た。それをまた仮にけったと。では訴訟に及ぶぞとなれば、結果的に同じことになりませんか。
43: ◯谷澤
都市整備局次長 私
どもとしては、
先ほど申し上げましたように、オープン時に支障のないような形でこれを進めなければならないということがまず第一の目標でございまして、仮にオンブズマンの方々が今言っておられるのは不当に安い価格で売却をするということについてのお話なものですから、そういったときに結論が監査の方から却下という形で出たものですから、そうなれば例えば譲渡の差しとめ仮処分というようなことがないとも限らないということを懸念いたしまして、当面オープンに向けて現在のような方向転換を図ったという経過があったわけでございます。
44: ◯木村勝好
委員 せっかく埋まってきたんだから、こんなところでごちゃごちゃしてそこが逃げ出すようなことはしたくないという気持ちはよくわかるんです。気持ちは非常にわかるんですが、委託するということについて、そういう同様のことでおかしいという指摘をされる可能性はないのかと聞いているわけです。そしたら、それは認識は余りしてないと。余りしてないということは、可能性があるかもしれないということでしょう。つまり、私が見てて思うのはとりあえずの表面は糊塗したけれ
ども、しかしそのことによって、再度同種のことが起きる可能性もあるんではないかと申し上げているわけですよ。これ以上言っても認識がないというんだから、やられっちゃったらやられっちゃったでまた考えるしかないんでしょうけれ
ども、それはそれでしようがない。いいです。ただ、その後のお話ですけれ
ども、では未来永劫
仙台市が保有して委託するんですか。それとも基本的にはやはりどこかのタイミングで売却するんですか。どちらですか。
45: ◯谷澤
都市整備局次長 私
どもはこのビルについては暫定的にテナントで貸すという方向でいっておりますが、床を売却していくというのが最終的な目標でございまして、基本的には適切な時点でやはり売却していくという方向が我々の
事業の筋ではないかと考えております。
46: ◯木村勝好
委員 結局、どの時点になるかは別にして、売るわけですよね。売るときは不特定多数の人を公募して、その中でいいところに売るんですか。それとも、やはりアエルとかクロップスとかになるんですか。どちらですか。
47:
◯都市整備局長 駐車場はビル全体の支援施設でございますので、ビル全体の運営にかかわる施設です。そういうことで、ビルの運営に直接かかわる人に処分するということで、管理処分計画の中でも特定譲渡という位置づけをしております。これは将来処分する際にもこの考え方は変えられないものと考えておりますし、一般公募して第三者に処分するということは考えておりません。
48: ◯木村勝好
委員 ということは、時点は違っても、結果的にはアエルに売るということになりますね。もとに戻りますが、そのときの価格の算定の考え方は、これまで考えてきたのと違うような考え方になるんですか。それとも同じような算定の もちろん、例えば半年たちました、1年たちました、2年たちましたということになれば、これは言ってみれば中古品になるわけですから、これは償却していきますよね。だから全く同じ金額ではないにしても、算定の仕方は変わるんですか、同じような算定の仕方、つまり同じ考え方で算定した価格、7億何ぼになるのかよくわかりませんけれ
ども、そういうふうな近辺の金額になるんですか。それとも、彼らが指摘しているような20何億だかという可能性もあるんですか。どっちでいくんですか。算定方式は変えないんですか。
49: ◯谷澤
都市整備局次長 私
どもは以前の御答弁で申し上げておりますように、再開発という特殊な
事業だということでの算定をいたしましたというふうに
お答えしているわけでございまして、算定方式そのものは変わらない。今、
委員御指摘のように時点修正ということは当然あると思いますけれ
ども、その時点での適切な価格で譲渡するというふうに考えております。
50: ◯木村勝好
委員 そうすると、結局乖離は埋まらないんですよ。下手をするともっと安く、つまり今売ろうとした金額より安くなる可能性があるわけです、償却して中古品になるわけだから。そうしてしかもアエルに売ると。つまり全く同じことを時点を少しずらしただけでやるということに結果的になるんではないかと私は思うんですけれ
ども、そういう理解でよろしいんですか。
51: ◯谷澤
都市整備局次長 確かにおっしゃるように、償却ということを考えていくとその
部分については価格は下がってくるということになろうかと思いますけれ
ども、全面的に価格が下がるかどうかというのは、いろいろな土地価格の問題等々、そのほかにも要件といいますか、そういうものがございますので、そうは言い切れないのではないかというふうに思いますけれ
ども、とにかく基本的な算定の仕方というのは我々は変わらないという認識でおります。
52: ◯木村勝好
委員 基本的な算定の方式が変わらなくて2年なり、3年なり、1年か知りませんよ、どの時点かわからないけれ
ども、古くなったものは下がることはあっても、上がることはないと考えるのが普通ですよ。少なくともこのぐらいの値段が適正ではないかといった20何億だか何かになる可能性はないわけですよ、算定の方式は同じなんだから。そうすると、ここで要するに訴訟に持ち込まれたり何だりしてせっかく9割方埋まったのをごちゃごちゃされるのがいやだからといって、一時的に
仙台市の保有で、しかもその委託をアエルなり何なりにすると、また委託の問題や委託料の問題が出てくると思うんだけれ
ども、そういうリスクを冒しても、なおかつ時点を少しずらすことによって、ごちゃごちゃしないで何とか滑り出したいなという施策を、言ってみると大変言葉はきついかもしれませんが、小手先といったらいいのか、表面を糊塗するといったらいいのか、一時しのぎと言ったらいいのか、そういうことをするだけにしか過ぎなくなってしまった、結果的には同じことになってしまうと。つまり、時点がずれてもまた同じことをすれば同じことの監査請求が出て、それが却下されているんだから今度は訴訟ということになると思うんですが、こういう私の認識は間違っているでしょうか。
53: ◯谷澤
都市整備局次長 現時点で今、私
どもが方針を変更したという
部分については、
先ほど来申し上げておりますように、当面オープンということを考えたときに最大そのリスクを少なくするといいますか、そういう方法でこのような変更をしたということで御理解いただきたいと思いますし、したがいまして今後のいろいろな成り行きにつきましては、それなりに私
ども対応せざるを得ないのではないかという見解を持っております。
54: ◯木村勝好
委員 つまり、見方を変えて言えば、どのくらいの時点か知りませんが、今後結果的にアエルに基本的な同じ考え方の算定方式でもって売却をしましたと。おかしいということで訴訟に及んだと。今度は監査請求ではなくて訴訟で来るでしょうから、そうなったときはそれはそれできちんと受けて立って反論をすると。つまり間違っていないよと言って頑張るということになるんですか。
55: ◯谷澤
都市整備局次長 そのとおりでございます。
56: ◯木村勝好
委員 これは文字どおりこの場をしのぐ策であるというふうに言われても仕方がないのではないかと思うんですけれ
ども、局長どうでしょう。
57:
◯都市整備局長 端的に言えばそういうことになろうかと思います。ただ私
どもは、
先ほど次長の方から申し上げましたように、この床処分価格の算定につきましては、これまで本当に客観的な評価に基づいて算定している価格でございますので、これについては自信を持っているわけです。それで、今後もちろん一つの考え方として自信があるのであれば堂々と遂行すべきだという御意見もございますが、もしこれが差し止めの仮処分、あるいは訴訟ということがオープン前に起きたらこれは譲渡先がどこであろうとそこに御迷惑をかけて、実際的には処分できなくなるということになります。そうしますと、開業時期が大幅にずれてしまう、ということは今まで契約してきておりますテナントさんに契約不履行ということで訴えられるとか、余りにその影響の大きさにたじろぐわけでございまして、そういう意味ではこのオープンまでの大事な時期はできるだけそういうトラブルというものを回避すべきだという考え方でございます。
58: ◯福島一恵
委員 重複は避けますが、私もアエルについてちょっとお伺いしたいと思います。来春オープンということで、今いろいろ詰めの作業を何とかやりくりしようということで、苦労されているお話は今伺いましたが、再開発
事業としての権利の変換といいますか、
事業としての清算はオープン後直ちに行うのかどうか、その辺についていつごろをめどにして行うつもりなのか、伺いたいと思います。
59: ◯
都市再開発課長 工事費が確定して、
事業が11年までかかるものですから、10年度を予定しております。
60: ◯福島一恵
委員 10年度といいますと4月から3月まで10年度というんですけれ
ども、大体いつごろのこととして清算
事業を見ているのか、もう少し明確にお願いします。
61: ◯
都市再開発課長 秋ごろを予定しております。
62: ◯福島一恵
委員 10年秋には清算すると。そして、権利の変換を行うということですけれ
ども、その時点で
先ほどの駐車場の
部分はどうするお考えなのか、ちょっと伺っておきたいと思います。
63: ◯
都市再開発課長 今、
委員の御質問の中で権利の変換と清算と一つになっておりますが、今回手前
どもの
事業は管理処分という形で、管理処分の変更は今年度行います。そして、清算行為につきましては10年度の秋ごろを予定しております。さらに駐車場につきましては、当面オフィスの保留床もございますし、商業保留床もございます。さらに今回駐車場のものも
仙台市が保有するということになっておりますから、これについては適正な処分のできる時期をとらえて売却するということでございまして、すぐに清算までに保留床の処分を行うということではないということでございます。
64: ◯福島一恵
委員 権利の変換というか、この保留床とか、駐車場とか、そういうのは
仙台市が持ちますよとか、そういうふうにはっきりするのは今年度中に、ビルのオープン前に行うということですね。
65: ◯
都市再開発課長 そのとおりでございます。
66: ◯福島一恵
委員 問題の駐車場も保留床も7割ぐらいというふうな話ですよね。分譲できているのは3割ということですから、9割テナントが入るにしても売れていないわけで、それが
仙台市の持ち分になると。ただ清算は来年の秋ごろになるということで、それ以降に売却先を見つけたいということだと思うんですけれ
ども、さっき駐車場の価格の算定はどうするかということでしたけれ
ども、その権利変換前の再開発
事業としての駐車場という形のとらえ方と権利を変換して持ち分として
仙台市が持っている駐車場とした場合、その時点では再開発
事業というのとはまた切り離して考えることもできるのではないかなというふうに思うんですけれ
ども、その辺はどうでしょうか。
67: ◯
都市再開発課長
先ほど谷澤次長が御答弁したように、これまでの価格の算定につきましては、再開発法という法律の中で効用比等を採用して、これまでほかの再開発も同じという形でやってきたということでございます。実は処分の時期が何年先になるかというのは、今のところちょっと読めないわけでございます。したがいまして、その時点では建物の状況も
先ほど木村
委員が御指摘のように耐用年数等もございますし、そういった建物の状況、さらにその時点での不動産市況等のさまざまな価格も考慮しながら、要するに再開発で定めたものをベースにしながらそういったさまざまな要素も加味し、やはり適正な算定をベースにした価格で譲渡するように将来なるのではないかというふうに今のところ考えております。
68: ◯福島一恵
委員 再開発
事業、特に清算も終わって以降に売却する際の価格の算定の方式というのは、余り再開発
事業でこれだけのお金がかかってこうだということにとらわれなくとも、新しく下がることになるかもしれないけれ
ども、駐車場なんかの場合では再開発のものとは別で市場価格というか、いろいろ加味してこういうのが妥当だということで、あるいはその20億近くまで価格を上げるということも考え方としてはある話なのではないのかなと思うんですけれ
ども、その気があるかどうかは別にして考え方としてはどうでしょうか。
69: ◯
都市再開発課長 今、うちの方では7億5000万で処分しようとしているものが、仮に10年後なりに処分するときに土地の価格がどうなっているかわかりませんけれ
ども、20億で売れるというような市場性のあるものには、その時代の世の中は変わっていないというふうに思いますので、これについては我々も
委員の質問に対して明確に
お答えはできませんが、神様しか知らないのではなかろうかなというふうに思います。
70: ◯福島一恵
委員 神様しかわからないような
事業に突っ込んできた責任というのが、今、
市民から批判されているということをぜひお考えになっていただきたいというふうに思うんですが、もう一つ伺っておきたいと思います。
権利変換が今年度末ということなので、それ以降は撤退の譲り受けの辞退というのはもう受け付けられないということになると思いますし、それから
電波障害の件でもそろそろいろいろなことで、見積もりというか、
見込みがどうなのかというのも出てきている時期ではないかなと思いますので、今のところの工事費は変動があるのか、総額として752億というふうになっておりますけれ
ども、それに大きな変化は今後あるのかどうか、その点についてはいかがでしょうか。
71: ◯
都市再開発課長
事業費につきまして今福島
委員の御指摘のとおり752億で今推移しておりますが、今後その権利者等の撤回その他によって、また
事業費の詰めもやっておりますから、まだ今現在のところは752億でございます。今後の状況によって変化する可能性も含まれている
部分がございます。
72: ◯福島一恵
委員 来年の春というと、もう3カ月、4カ月くらいしかないんですけれ
ども、ここへきてもやはり
事業費の変動というのはないとは言えないということなんでしょうか。
73: ◯
都市再開発課長 そのとおりでございます。
74: ◯福島一恵
委員 くどいようですけれ
ども、それは要素としては譲り受けの辞退というのが一番その可能性がある、つまり今の時点でもやっぱりやめたといって抜けてしまう人がいるかもしれないということをお考えなんですか。
75: ◯
都市再開発課長 一番大きいのは、今
委員が御指摘の譲り受け希望の撤回のところでございまして、そのところがまだ我々としてもつかみ切れないところがあります。
76: ◯福島一恵
委員 この時点でつかみ切れないということは、もしかしたらそういうお話があるんですか、ないんですか。あるんだけれ
ども、まだ言えないということでなっているのかどうか、申しわけないんですけれ
ども伺っておきたいと思います。
77: ◯
都市再開発課長 再開発の場合、オープンまでの間に撤回ができるというふうになっているものですから、そこの中でさまざまな生活者の住戸の再建というもの、それぞれの事情等がございます。それでまたアエルに出店する人等も出ているものですから、そういった形の中でそれぞれ権利者が今最終の資金調達のためとか、あるいは相続問題とか、そういった形がいつ発生するかわからないところも実はございますから、そういう中でいろいろと現段階では確定してこの
事業費ですというのが言い切れないということで、現在のところはやはり752億だということでございます。
78: ◯福島一恵
委員 確定します、これ以上ふえませんとか、これぐらい減りましたとか明確に出るのは今年度末というより来年度の秋まではということなんですか。今年度末で権利の変換の締め切りが過ぎれば大体は出せるということなのかどうか、確認したいと思います。
79: ◯
都市再開発課長 今年度末にははっきりいたします。
80:
◯委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
81:
◯委員長 ほかになければ、これをもって
協議会を閉会いたすわけでございますが、
委員長といたしまして
先ほど答弁者の中に「神様しか知らない」という答弁がありましたが、そのような言葉遣い、答弁は差し控えていただきたいと思います。
以上で、
協議会を閉会いたします。...